重層的支援体制整備事業
少子高齢化や人口減少社会の到来、住民相互関係の希薄化など、生活課題を抱えながら相談できず、支援が届かないまま制度の狭間で孤立する人が増えています。また、家族構成やライフスタイルの多様化などにより生活課題も複雑化・複合化し、ひきこもりや介護と育児を同時に抱えるダブルケア、8050 問題のように、単一の専門分野の制度の利用や支援だけでは課題に対応できないケースも増加しています。
「重層的支援体制整備事業」は、すべての人が住み慣れた地域で自分らしく暮らすことができる「地域共生社会」の実現に向けて、令和3年4月に創設された制度です。
太子町の取り組み
太子町では、令和5年3月に「一人ひとりが地域の中で輝き、誰もが自分らしく安心して暮らせるよう、共に支え合うまち」を基本理念とした、「第1期太子町地域福祉計画」を策定、令和6年4月から2年間、分野横断的な重層的支援体制の構築に向けた移行準備事業に取り組み、令和8年3月に策定した「重層的支援体制整備事業実施計画」に沿って、令和8年4月より事業を開始します。
太子町重層的支援体制整備事業実施計画(第1期) (PDFファイル: 1.1MB)
重層的支援体制整備は、町全体の支援機関や地域の関係者が住民の複雑・複合化した支援ニーズを断らずに受け止める、「つながり続ける支援体制の構築」を基本方針とし、横断的な相談体制と情報共有、地域づくりに関する既存の取り組みなどを有機的に連携させ、重なり合わせることにより、誰ひとり取り残されることのない「和のまちづくり」につながるよう、次の事業を実施します。
1.相談支援
本人やその家庭における課題を属性・世代を問わず包括的に受け止め、関係機関全体で支援体制を構築する「包括的相談支援事業」と、受け止めた課題が複雑・複合化し、自機関とそのネットワークでは対応困難な場合に、支援の方向性の整理やプランの作成、チーム支援のコーディネートなどを行う「多機関協働事業」を実施します。
2.参加支援
課題の複合化・複雑化の背景には、社会的孤立など関係性の貧困から自己肯定感や自己有用感の低下につながり、自身に課題があるということに気づかないまま支援制度の枠組みからこぼれ落ちることで、病気の悪化や世帯の貧困、虐待やDV、自殺などのリスクに結びつく傾向があり、必要な支援が届かない人や世帯に寄り添い、社会とのつながりを回復する支援を行うため、「アウトリーチ等を通じた継続的支援事業」、「参加支援事業」を実施します。
3.地域づくりに向けた支援
血縁・地縁・社縁といった社会における人間関係の3つの縁が脆弱化する中、人と人、人と地域が緩やかにつながり、世代や属性を問わない居場所づくりや見守り活動などを通じてセーフティネットを構築する「地域づくり事業」を実施します。

この記事に関するお問い合わせ先
生活福祉部社会福祉課
〒671-1592 兵庫県揖保郡太子町鵤280番地1
電話:079-277-1013 ファックス:079-277-6031
メールのお問い合わせはこちらから



