国では、東日本大震災の教訓を踏まえ、「国土強靱化基本法」を公布・施行し、国土全域にわたる強靱な国づくりに向けた取組を進めています。また、県においては、平成7年1月に発生した阪神・淡路大震災の経験と教訓に基づくこれまでの取組を再点検する脆弱性評価を実施するとともに、強靱化に向けた今後の推進方針と目標を定める「兵庫県強靱化計画」を平成28年1月に策定、令和5年1月に改定して強靭化の取組を推進しています。

国及び県と一体となった取組を推進し、大規模自然災害が起こっても機能不全に陥らず、より強くしなやかな地域の構築をめざし、本町の強靱化に関する指針となる「太子町強靱化地域計画」を策定し、「安心して住み続けたいまち太子」をめざした取組を推進します。

基本法第13条に基づく国土強靭化地域計画であり、本町における国土強靱化に関する施策を総合的かつ計画的に進めるための指針とします。

また、本町のまちづくりの方向性を示す「太子町総合計画」や災害対策基本法に基づき策定した「太子町地域防災計画」等と整合を図るとともに、本町の分野別計画等において国土強靭化に係る指針とします。

本計画は本町の強靭化に関する分野別計画であり、その指針となるため、計画期間を第6次太子町総合計画基本計画に合わせ令和2年度から令和6年度までとし、本町総合計画と整合・調和を図ります。

なお、計画期間中であっても、施策の進捗や社会経済情勢の変化等を踏まえ、必要に応じて計画を見直すこととします。 ※国事業の名称変更等に係る一部修正も随時実施します。

本町が強靭化を推進する上での基本目標として、次の4つを掲げ、町の強靭化を図ります。

1. 人命の保護を最大限図ること
2. 町及び社会の重要な機能が致命的な障害を受けず維持されること
3. 住民の財産及び公共施設に係る被害を最小化すること
4. 迅速に復旧復興すること