大切な救急医療を守るために

救急医療は、安心して毎日を過ごすために欠かせないものです。

しかし、現在は、自己都合により救急外来を受診する、いわゆる「コンビニ受診」により、救急外来が混み合い、本当に救急医療が必要な患者さんの診療が遅れたり、医師の負担が増えたりし、救急医療に従事する医師の不足を招く一因になるなど、深刻な問題が各地で生じています。

夜間や休日に受診するのが、「昼間は用事がある」、「昼間より患者が少なそう」などの理由であれば、それは救急ではありません。

救急医療体制を維持していくために、医療機関の適正な受診について、ご理解とご協力をお願いします。

  • 救急医療は、あくまで緊急事態に備えるもので、限られた医療スタッフで運営されています。
  • 連休や年末年始、インフルエンザの流行期などは、待ち時間が大変長くなってしまうこともあります。
  • 曜日や時間帯によって、診察料に休日、時間外、深夜などの加算があります。
  • 処方薬は原則として1日分です。その後にかかりつけ医を受診していただくことを前提としています。

コンビニ受診とは?

次のような受診をコンビニ受診といいます。

  • 昼間から症状があったが放置してしまい、夜間になってから受診する
  • 会社などを休まなくてすむので、昼間に受診せずに夜間になって受診する
  • 症状はないが、何となく体調が悪いので受診する
  • 明日の受診でも良いくらいの状態だが、夜間なら空いていそうなので受診する

医療機関の適切な受診

医療機関は、地域全体の財産です。限られた医療資源や地域の救急医療体制を守り、維持していくために、コンビニ受診を控えていただき、比較的症状の軽い方は、できるだけ通常の診療時間内にかかりつけ医を受診するなど、適切な受診を心がけてください。

子どもは、病気に対する抵抗力が弱く、症状が急変しやすいので、「いつもと違う」「どこかおかしい」と感じたら、なるべく早めに小児科を受診するよう心がけてください。

医療機関の利用のすすめ

  • 昼間の診療時間内に受診しましょう
  • かかりつけ医を持ちましょう
  • 緊急性が高い場合は、迷わず救急医療機関(救急車)を利用しましょう

この記事に関するお問い合わせ先

西はりま消防組合太子消防署
〒671-1553 兵庫県揖保郡太子町老原554番地1
電話番号 079-276-1191
ファックス 079-276-2246