消火器等の訪問販売に注意
消火器の点検、詰替えの際に高額請求される被害が発生しています。業者名等の身分を明らかにしない、強引にサインを求める、虚偽の発言をする場合等は不適正業者である可能性があります。消火器の不適切な点検等にかかる被害やトラブルを防止するためには、個人個人、各事業所による予防の徹底が第一です。
こんな手口にご注意ください
事前に電話する方法
「いつもお世話になってます。株式会社○○の××ですが、明日消火器の点検に伺います。」と事前確認の電話がかかってきます。突然の電話に対し、担当者に電話を取りつぐ間もなく用件だけ話し電話を切ります。そして、「先日の件ですが明日点検に伺います。」といかにも事前交渉があったように話します。
直接訪問する方法
防火管理責任者などの個人名を確認し、あたかもその責任者や、本社からの作業依頼の如く偽装します。また、一人が受付で説明している間に、何人かが先に消火器を集め点検を始めてしまいます。
狙われやすい対象物
支店、出張所の多い事業所や工場、倉庫、公共施設、マンション、クリニック、医院など施設管理の隙間を狙われることがあります。
契約書に署名を求める
契約書と書かれた部分を隠して、作業確認書などとして認印を求めます。 出入りの点検業者でない事や消防設備点検に関係のない詰替え作業である事などが記載されている場合もあります。
署名捺印することで、商談成立となってしまうこともあり、訴訟に発展した際に影響が出る様です。
高額な代金の請求と脅迫
- 点検料や技術料をして高額な金額を請求されます。想像以上の高額な請求のために、支払いを拒否すると消火器を返還しないケースもあるようです。
- また、「支払いしないのであれば、裁判にする。」、「会社の営業ができないようにしてやる。」、「家族に災難がかかるかも知れない。」などと脅迫的な言動で支払いを要求することもあり、多くの被害者はここで泣き寝入りして、会社または押印した個人が支払いをするケースが多い。業者と金額の交渉をし若干の値引きに応じて、商談が成立することもあります。
いい加減な作業をする場合も
- 詰替を偽って請求。
- キャップ、ボンベ等の締付けの不良。
- 持ち帰られ消火器未設置状態となる。
- 点検後、元の設置場所に置かない。
トラブル防止のポイント
- 自信がない場合やおかしいと思ったら、まず即答しない。
- 社内で確認し、折り返し、改めて電話を…。
- すでに取引のある防災業者があればその業者に確認しましょう。
- すぐにはっきりと点検を拒否する。
- 預り書(契約書)など、いかなる書類でもサイン、押印しない。
もしも被害に遭ってしまった場合
警察、消防、生活環境課などに相談してください。
この記事に関するお問い合わせ先
〒671-1553 兵庫県揖保郡太子町老原554番地1
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