デング熱への対策

デング熱は、デングウイルスに感染した蚊(ネッタイシマカ・ヒトスジシマカ)に刺されることによって生じるウイルス感染症です。

デング熱への対策

蚊を増やさないための対策

 デング熱等の蚊が媒介する感染症の流行を防ぐためには、蚊の発生数を少なくすることが有効です。
 デング熱を媒介する、ヒトスジシマカの幼虫は小さな容器のたまり水などで発生します。

 そのため住宅地では、植木鉢やプランターの水の受け皿、庭先に置いたままになっているバケツや壺、古タイヤ、雨をよけるために被せたビニールシートの窪み、廃棄された機械のフレームにたまった水なども発生源となります。
 自宅の敷地内を確認いただき、上記のようなたまり水が発生する場所がある際には、容器をひっくり返すなどして、蚊が発生しない環境づくりをしましょう。

蚊に刺されないための対策

 ヒトスジシマカの成虫は、庭や公園などの植栽や茂みなどに潜み、活動範囲は50~100メートルといわれています。吸血行動は朝方から夕方までみられます。蚊の発生が予想される場所で作業などをする際には、長袖と長ズボンを着用したり、虫除けスプレーや蚊取り線香を使ったりして、蚊に刺されないような対策をとりましょう。

感染経路

 デングウイルスに感染した蚊(日本においては、ヒトスジシマカ)に刺されることにより、感染を起こします。ヒトからヒトへの直接的な感染は起こりません。
 デング熱を疑って医療機関を受診する際には、「いつ」、「どこで」、蚊に刺されたかを主治医の先生に伝えましょう。

デング熱の症状・注意点

 蚊に刺されてから3日〜14日(多くは4〜7日)の潜伏期間の後、突然の発熱で始まり、頭痛・筋肉痛・関節痛を伴うことが多く、発症後3~4 日で胸部・体幹から発疹が出現します。通常1 週間程度で回復する予後は良好な疾患です。
 しかし、まれにデング出血熱やデングショックとよばれる重症な状態になることもありますので注意が必要です。アスピリンなどを含む解熱剤の使用は危険です。自己判断による服薬は避け、気になる症状が出た際には医療機関を受診しましょう。

この記事に関するお問い合わせ先

生活福祉部生活環境課
〒671-1592 兵庫県揖保郡太子町鵤280番地1
電話番号 079-277-1015
ファックス 079-277-2201
メールのお問い合わせはこちらから