長金陸橋の老朽化に伴う撤去について

撤去に至る経緯及び取組

長金陸橋は、昭和46年3月の架設から53年が経過しており、令和4年度の橋梁定期点検において健全性3.※と診断されました。
本橋梁は、耐震性が考慮されていない時代に他所から移設・架橋されていることに加え、コンクリートの劣化が進行しています。架橋当時の部材で橋梁の耐用年数は60年のなか、予防保全を行ったとしても設計目標は70年となっており、53年を経過した長金陸橋を補修で対応した場合も、今後、頻繁な補修に高額な維持費を要した上で架替えを余儀なくされます。また、近い将来発生するといわれている南海トラフ巨大地震の際には橋梁下のJR山陽本線への影響が危惧されます。
上記のことを踏まえ、長金陸橋の老朽化対策として、「1.架替え、2.補修・耐震補強、3.撤去・迂回路整備」の3案を比較検討した結果、「3.撤去・迂回路整備」を実施することに決定しました。
長金陸橋の撤去方針に際して、令和6年5月から12月にかけて地元自治会への住民説明会を開催し、住民の皆さまの意見も踏まえた上で、迂回路となる通学路整備の検討などを進めてきました。
今後は糸井高田橋の供用開始(令和10年度末予定)後に長金陸橋の廃橋・撤去を進めていく予定です。

※健全性3.(早期措置段階):構造物の機能に支障が生じる可能性があり、早期に措置を講ずべき状態。

住民説明会の開催状況

開催日 内容 会場 参加人数
令和6年6月8日(土曜日) 廃橋方針の説明 竹広公民館 39人
令和6年6月9日(日曜日) 竹広南公民館 38人
令和6年6月22日(土曜日) 南総合センター 18人
令和6年7月7日(日曜日) 南総合センター 17人
令和6年7月7日(日曜日) 迂回路整備方針の協議・説明

JR線路南の長金から

太子陸橋間の町道

20人
令和6年9月8日(日曜日) 竹広南公民館 6人
令和6年11月24日(日曜日) 糸井合同会館 19人
令和6年12月14日(土曜日) 南総合センター 8人

 

説明会資料・写真
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今後のスケジュール

令和7年度に長金陸橋の撤去に先立ち、長金陸橋の両側に廃橋予告看板を設置します。令和8年度からは迂回通学路整備工事を予定しており、令和10年度には県事業による糸井高田橋の供用開始の後に撤去工事の着手を予定しており、工事に先立ち長金陸橋の通行止めを行う予定です。

位置図

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