斑鳩寺
斑鳩寺三重塔
聖徳太子勝鬘経講讃図
文化財・主なイベント
1400有余年前の推古天皇の時代、聖徳太子が勝鬘経、法華経などを天皇に講じられ、これに深く感動された天皇より播磨国の水田を賜り、太子はこれを仏法興隆のため法隆寺に寄進されました。(『日本書紀』によると、寄進の時期は推古14年(606年)35歳の時、水田の規模は100町、『聖徳太子伝記』では同じく、太子44歳御時、360町とあります。諸文献に諸表記があります。)
後の平安時代に、この地は法隆寺の荘園「法隆寺領播磨国鵤荘(いかるがのしょう)」へと発展し、その中心に荘園経営の中核的存在として、政所とともに斑鳩寺が建立されました。
この創建以後、鵤の地はながく、この地方の太子信仰の中心としても栄え、播磨の国の中における特異な文化興隆地域を形成することになりました。
斑鳩寺は、往古には七堂伽藍、数十の坊庵が甍を並べ壮麗を極めましたが、出雲の尼子氏の侵攻で播磨が混乱していた天文10年(1541年)4月7日、不慮の火災により、諸堂が灰燼に帰しました。その後、楽々山(ささやま)円勝寺の円光院昌仙らによって龍野城主赤松下野守政秀らの寄進を得て、講堂、三重塔、太子御堂(聖徳殿)、仁王門などの伽藍が復興され、現在に至っています。
斑鳩寺は創建以来、法隆寺の別院でしたが、江戸時代以降は天台宗となり、今なお、「お太子さん」として近郷近在から広く信仰を集めています。
また、木造聖徳太子立像をはじめ、木造日光・月光菩薩立像など多くの重要文化財が残されています。
所在地
671-1561 兵庫県揖保郡太子町鵤709
電話番号
079-276-0022
入場料
入場無料、宝物殿・聖徳展 一人500円(団体350円)
地図情報
この記事に関するお問い合わせ先
企画政策課
〒671-1592 兵庫県揖保郡太子町鵤280番地1
電話:079-277-5998 ファックス:079-277-2201
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