ペットの防災対策について
災害はある日突然起きますので、事前の準備が大切です。
避難する場合にはペットと一緒に安全に避難すること(同行避難)が基本です。 避難先では、ペットの世話やペットフードの確保、飼育場所の管理は原則として飼い主の責任で行うことになります。
安全に避難し、周りの人に迷惑をかけずに安心して過ごすためには、日頃からの心構えと備えが必要です。
【環境省】災害、あなたとペットは大丈夫?人とペットの災害対策ガイドライン〈一般飼い主編〉 (PDFファイル: 7.5MB)
同行避難の考え方
過去の災害において、ペットが飼い主と離れ離れになってしまう事例が多数発生しました。
このような動物を捜索し、保護するには多大な労力と時間を要するだけでなく、その間にペットが負傷し、衰弱・死亡するおそれもあります。
また、不妊去勢処置がなされていない場合、繁殖により増加することで、住民の安全や公衆衛生上の環境が悪化することが懸念されます。
このような事態を防ぐために行う災害時の同行避難は、動物愛護の観点のみならず、放浪動物による人への危害防止や生活環境保全の観点からも、必要な措置となります。 ※同行避難とは、避難行動を示す言葉であり、指定避難所でペットを人間と同室で飼養管理することを意味するものではありませんのでご注意ください。
※「身体障害者補助犬法」で定める盲導犬、介助犬及び聴導犬(以下「補助犬」という。)は、補助犬を使用する避難者(身体障害者)と同じ居室で受け入れられます。
避難所で受け入れられるペット
原則として、自宅から飼い主と同行避難した愛玩用の犬・猫やその他小動物(ハムスター、ウサギ、小鳥など)です。
ペット業者が所有する営業用の動物や、人やペットに危害を及ぼすと思われる動物は受け入れられません。
ペットのしつけと健康管理
災害が起こった時に飼い主はペットと同行避難することが基本ですので、平常時から災害への意識をもち、ペットの安全と健康を守るとともに、
他の避難者への迷惑にならないように努めなければなりません。
避難所でのトラブルを防止するため、飼い主は日頃からしつけや健康管理を行いましょう。
日頃から近隣の迷惑にならないようマナーを守って飼育することが、ペットが避難所でスムーズに受け入れられ安心して過ごすことにつながります。
様々な人が共同生活を送る避難所においてペットを飼育する場合は、動物が苦手な人、アレルギーを持っている人等への特別の配慮が求められます。
避難所におけるペットの存在が、他の避難者にとってストレスやトラブルの原因となるかどうかは、飼い主自身の意識と、平常時からの備えに左右されます。
避難所で迷惑にならないように、むやみに吠えない、キャリーバックやケージに慣らしておく、他人に友好的に接することができるなどのしつけを普段からしておきましょう。
普段から健康管理に注意し、動物の体を清潔に保ち、予防接種やノミなどの外部寄生虫の駆除を行いましょう。
ペットの所有者明示
突然の災害では、ペットと離れ離れになるかもしれません。
動物が迷子になりどこかで保護されたとき、すぐに飼い主がわかるように、普段から身元を示すもの(首輪や迷子札等)をつけましょう。 ※ 犬の鑑札と狂犬病予防注射済票の装着は、狂犬病予防法で飼い主に義務づけられています。
ペット用の避難用品や備蓄品の確保
ライフラインの寸断、緊急避難に備え、必要な物資の備蓄をしましょう。
避難所では、人に対する準備はされていますが、飼っているペットに対する備えは基本的に飼い主の責任になります。
また、救援物資が届くまでには時間がかかります。少なくとも、5日分は用意しておきましょう。
東日本大震災の震災初期では、ペット用の救援物資を運ぶ車両が緊急車両として認められず、救援物資がすぐに届かなかった事例があります。 例:フード、水、首輪、リード(予備含む)、食器、トイレ用品、ペットシーツ、おもちゃ、ペットの写真、薬 等
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