その情報、投稿しても大丈夫?(平成28年1月号)
近年、スマートフォン等のカメラ機能が付いた通信端末が増え、撮影した写真や動画をSNSやブログへ投稿し、共有することが簡単にできるようになっています。しかし、インターネット上に投稿する情報を誤れば、取り返しのつかないトラブルに遭う危険性があります。
違反行為・迷惑行為の投稿
みんなからの注目を浴びたいあまり、アルバイト先での迷惑行為を投稿する「バイトテロ」が社会問題になりました。会社の内部情報や個人への誹謗中傷をネットに書き込んではいけません。
肖像権の侵害
人の姿かたちには肖像権があります。当人に無断で撮影したりネット上に載せることは、権利侵害となります。写真を投稿する際は、後ろに写っている人のことも配慮しなければなりません。
位置情報機能付きカメラで撮影した写真の投稿
スマートフォン等のGPS機能が付いている端末で写真を撮ると、そのデータから撮影場所を特定できる場合があります。個人情報を掲載していなくても、日ごろの投稿内容から個人が特定できてしまう可能性があるため、写真を撮影するときは、GPS機能をオフにしましょう。
アドバイス
インターネットに投稿した情報を削除することは、非常に困難です。投稿する前に、本当に投稿しても大丈夫な内容であるかを必ず確認し、自分が被害者にならないためだけでなく、加害者にならないように注意しましょう。