被害回復をうたった2次被害に注意(平成27年9月号)
事例
以前、「必ず儲かります」と電話勧誘を受けた業者から、社債などを次々と購入し、総額800万円投資した。数回配当があった後業者と連絡が取れなくなり、詐欺に遭ったと気がついた。1年前、ある業者から「詐欺業者の犯人を捜している。お金を取り戻すのに調査費用が必要だ」と勧誘があった。お金が戻ってくるならと、調査費用を数回にわたり総額50万円支払った。犯人は見つからず不審に思い、契約を解約した。月2万円ずつ契約金の返金を約束したが、2回振込があってから返金がなく、業者と連絡が取れない。
アドバイス
一度被害に遭った消費者に、被害回復をもちかける業者による2次被害が発生しています。業者の話はうのみにせず、「うまい話はない」と疑ってください。悪質な業者は消費者心理につけ込み、巧妙な手口で勧誘してきます。不審な勧誘はキッパリと断り、しつこい電話はすぐに切りましょう。契約前にご家族や消費生活相談窓口へご相談ください。